2012年06月

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 6月(るくぐぁち)23日(にち)え慰霊ぬ日(ふぃい)。
 1945年(にん)ぬ沖縄戦(うちなあしん)んじえ県民間人ぬ6人(るくにん)に1人(ちゅい)(9万4千人)が亡(ま)あち、くぬ摩文仁(まぶい)ぬはんたから飛(とゅ)び降(う)りやあに、自決(じきち)する女ん達んまんどおたん。
 反戦反基地意識(はんしんはんちちいしち)ぬ高さ如何(ちゃぬ)ぬ様(ゆう)な敗戦(まきいくさ)さがんでぃ言(ゆ)る事んかい比例(ひりい)すん。沖縄(うちなあ)ぬ基地負担(ちちふたん)にちいてぃぬ新報ぬ世論調査に(ゆるんちょうさ)ゆいねえ、差別(さびち)んでぃ思(うむ)ゆる人(ちゅ)お、沖縄(うちなあ)んじえ、7割(ななわい)、本土(ふんどぅ)んじえ3割んでぃぬ事(くとぅ)やん。
 戦争体験や継(ち)じ行ちゅる事(くとぅ)んなゆい、学習さあに共有する事んなゆん。
 福島んじえ、脱原発(だちぎんぱち)やしが関西んじえ再稼動(せえくぁどう)すんでぃぬ事。
 くりん、事故体験ぬ違えみ故(ゆい)がやら。人間(にんじん)ぬ命(ぬち)え、利権(りきん)とぅか経済(きいぜえ)やか軽(が)っさるむんがやら…。

【語句】
6月23日え慰霊ぬ日=6月23日は慰霊の日。
1945年ぬ沖縄戦んじえ=1945年の沖縄戦では
県民間人ぬ6人に1人(9万4千人)が亡あち=県民間人の6人に1人(9万4千人)が亡くなり、
くぬ摩文仁ぬはんたから飛び降りやあに=この摩文仁の崖から飛び降りて、
自決する女ん達んまんどおたん=自決する女性も多くいた。
反戦反基地意識ぬ高さあ戦争体験ぬんかい比例すん=反戦反基地の意識の高さは戦争体験に比例する。
沖縄ぬ基地負担にちいてぃぬ=沖縄の基地負担についての
新報ぬ世論調査にゆいねえ=新報の世論調査によれば、
差別んでぃ思ゆる人お=差別と考える人は。「思ゆん」には「考える」という意味にも使われる。
沖縄んじえ、7割、本土んじえ3割んでぃぬ事やん=沖縄では7割、本土では3割との事だ。
戦争体験や継じ行ちゅる事んなゆい=戦争体験は受け継ぐこともできるし、
学習さあに共有する事んなゆん=学習して共有することもできる。
福島んじえ、脱原発やしが=福島では脱原発だが、
関西んじえ再稼動すんでぃぬ事=関西では再稼動するとの事。
くりん、事故体験ぬ違えみ故がやら=これも、事故体験の差なのか。
人間ぬ命え=人間の命は、
利権とぅか経済やか軽っさるむんがやら=利権や経済よりも軽いものなのか。

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 ♪伊集(いじゅ)ぬ木(きい)ぬ花(はな)やあんきよらさ咲(さ)きより、我(わ)みも伊集やとて真白咲(ましらさ)かな♪んでぃち、「邊野喜節(びぬちぶし)」にん歌あらっとおる伊集ぬ花。
 うぬ花ぬ咲ちゅる節(しち)え、小満(すうまん)・芒種(ぼうしゅう)んかいん当たゆん。
 「我みも伊集やとて」や、「わぬんいじゅやとおてぃ」んでぃち、発音すしが、我(わ)っ達(たあ)シマぬ言葉(くとぅば)とぅ全(まった)ち、同(い)ぬむんやん。
 ディグん同ぬ節ぬ花なとおしが、ディグぬ木や葉(ふぁあ)や落(う)とぅち、花ぬ色(いる)お赤らかくぁらあし、派手(はんか)なやあに、伊集ぬ花とお、裏腹(うらはら)、違(ちが)とおん。いいくる山端(やまばた)ぬ木花やしが、町方(まちがた)んじん植(ゐ)いらっとおん。

【語句】
伊集ぬ木ぬ花や=伊集の木の花は
あんきよらさ咲きより=そのように美しく咲くし。「あん」は「そのように」。「きよらさ」は、現代仮名遣いでは「ちゅらさ」で形容詞「ちゅらさん」から派生した副詞。「咲きより」も現代仮名遣いでは「咲ちゅい」。琉球語では、文語から口語への音返還の法則がある。五母音を三母音表記に返還する他、「き」→「ち」に、「つ」→「ち」、「り」→「い」、「わ」→「あ」などへと返還する。この法則に従えば、「きよらさ」は「ちゅらさ」、「咲きより」は「咲ちゅい」と口語音が得られる。他例:「きよ(今日)」→「ちゅう」。「おきなわ」→「うちなあ」。(但し、「おもろおさうし」では「おきなわ」は「あきなわ」や「やきなわ」などの表記もある。)
我みも=私も。声楽譜では「わぬん」と読ませている。首里語や那覇語などでは、概ね「わんにん」であるが、概ね「わぬん」と発音する田舎音に同じである。
伊集やとて=伊集なのであるから。「やとて」は口語表記では「やとおてぃ」。都市部では多くは「やるむぬ(なのに)」、「やくとぅ(だから)」を使うが、田舎ではまだこの「やとおてぃ」の使用頻度が上回る。
真白咲かな=真白く咲こうか。「真白(ましら)」は、口語では「まっしいらあ」である。「咲かな」は、口語でも概ね、そのままであるが、「咲ちゅがやあ」「咲かなやあ」などと感嘆詞を添える場合が多い。
んでぃち「邊野喜節」にん=と、「邊野喜節」にも、
歌あらっとおる伊集ぬ花=歌われている伊集の花
うぬ花ぬ咲ちゅる節え=その花の咲く季節は、
小満・芒種んかいん当たゆん=梅雨時期に当たる
「我みも伊集やとて」や=「我みん伊集やとて」は、
「わぬんいじゅやとおてぃ」んでぃち=「わぬんいじゅやとおてぃ」と。私も話しことばでは「わぬん」なのであるが、書きことばでは多数派?に染まり(毒されて)、「わんにん」を使用していることを白状させていただく。
発音すしが=発音するが
我っ達シマぬ言葉とぅ=わが故郷の言葉と
全ち同ぬむんやん=全く同じである。「同(い)ぬむん」は地方では「ゆぬむん」とも発音する。ただ、地方でも首里語同様に「いぬむん」と発音するところもある。
ディグん同ぬ節ぬ花やしが=デイゴも同じ季節の花であるが
ディグぬ木や葉や落とぅち=デイゴの木は葉を落とし
花ぬ色お赤らかくぁらあし=花の色は、赤々として。「赤らくぁらあ」は慣用句として覚えたい。
派手なやあに=派手であり、
伊集ぬ花とお=伊集の花とは、
裏腹違とおん=対照的である。「裏腹」は日本語の「裏腹」であるが、「真逆」、「正反対」などの意味でも使われる。一応名詞だが、例文のように副詞のように用いられることもある。
いいくる山端ぬ木花やしが=だいたいは山の木なのだが。「いいくる」は「殆ど、概ね、だいたい」の意味である。
町方んじん植いらっとおん=都市部でも植えられている

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