2013年01月

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 沖縄(うちなあ)んかいん「内陸(うちばたぬあぎ)」ぬあん。
 旧東風平(こちんだ)町ん旧首里(しゅい)、南風原(ふぇえばる、へえばる)町とぅ共(とぅむ)にうぬ一(てぃい)ちやたしが、今(なま)あ旧具志頭(ぐしちゃん)とぅ一(てぃい)ちけえなやあに港(んなとぅ)までぃあん。
 やくとぅがやら、写真ぬ如(ぐとぅ)し、畑(はる)ぬまんでぃ、畑(はる)しくちえ、栄(さけ)えとおんる風儀(ふうじ)。
 旧東風平町や、遊(あし)び国(ぐに)なやあに、他(ふか)ぬ村落(シマ)んじ、廃(した)りてぃちょおる十五夜祭(じゅうぐやあ)ぬ今(なま)ちきてぃ、むとぅうちょおん。エイサーん、与勝(かっちん)から流(なが)りなてぃ、字東風平あ与那城(ゆなぐしく)エイサー、また字富盛(とぅむい)や屋慶名(やきな)エイサーぬ流りなとおん。
 やしが、中心(なかじん)まんぐらあ、くぬ10年(にん)ぐれえぬ間(ゑえだ)なかい、あったに都市化けえそおん。

【語句】
沖縄んかいん=沖縄にも。「うちなあ」は「おきなわ」の合音。原則的には、開音から合音へは、o→u、ki→chi、語尾のwa→a、e→i、語尾のri→i、tsu→tsiを経て→chi。但し首里語ではtsu→tsiに止まり、ひらがな表記は本来「つぃ」となるが、多くは、慣用的に?「ち」と表記されている(筆者も「ち」派である)。「つよい」→「ちゅうさん」等)など一部は不規則。首里語例:「月(つき)」→「つぃち」、「爪(つめ)」→「つぃみ」等。
「内陸」ぬあん=いわゆる内陸がある。
 旧東風平町ん旧首里、南風原町とぅ共に=旧東風平町も旧首里、南風原町と共に、
うぬ一ちやたしが=その一つであったが。首里語では「てぃいち」は「てぃいつぃ」。那覇語も厳密は首里に準じるが、慣用的には「ち」表記である。筆者の表記もそれに準じている。
今あ旧具志頭とぅ一ちけえなやあに=今は、旧具志頭村と一緒になり(合併し)、
港までぃあん=港まである。
やくとぅがやら、写真ぬ如し=だからなのだろうか、写真のように
畑ぬまんでぃ、畑しくちえ=畑が多く、農業は。「畑」は「はる」であるが「はたき」ともいう。なお、「はる」は「墓」の隠語であり、「原(もう)」の意味もある。
栄えとおんる風儀=栄えている様子。
旧東風平町や、遊び国なやあに=旧東風平町は、遊び国であり。「遊び国」は「芸能が盛んな所」という意味であり、日本語の「遊ぶ国」ではない。なお、「遊ばあ」は定職に就かない奴」から転じて「ヤクザ」の意味である。
他ぬ村落んじ、廃りてぃちょおる=そよの村落で衰退した
十五夜祭ぬ今ちきてぃ=十五夜祭りがいまだに、
むとぅうちょおん=続いている。
エイサーん、与勝から流りなてぃ=エイサーも与勝系であり、
字東風平あ与那城エイサー=字東風平は与那城エイサー、
また字富盛や屋慶名エイサーぬ流りなとおん=字富盛は屋慶名エイサーの流れである。
やしが、中心まんぐらあ=だが、中心部は、
くぬ10年ぐれえぬ間なかい=ここ十年ぐらいの間に、
あったに都市化けえそおん=急激に都市化してしまった。「あったに、まちがたけえなとおん」でもよいが、ここでは、強烈な文章にするために、前者にした。

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 「おもろさうし」(うむすうし)にゆいねえ、あまみきよ(あまみちゅ)とぅしねりきよ(しにりちゅ)や、てたこ大ぬし(でぃだくうふぬし)なかい、「しまつくれ(しまちゅくり)」んでぃ言(い)ゃったん。
 あんし、うぬ森(むい)や初(はじ)みに創(ちゅく)たるむぬやんでぃ伝(ちて)えらっとおん。
 やしが、あまみきよんでぃゆる人(ちゅ)お、如何(ちゃ)ぬ様(ゆう)な人がやたらあ。天(てぃん)から降(う)りたい、島創たい国創たいし。やはらづかさから「初みてぃ」上陸さあに、ミントゥングシク創たいさがやあんでぃ思(うみ)いねえ、浜比嘉(ばまふぃざ)かいん、「初みてぃ」上陸さいし?。
 くぬ森や、琉球(るうちゅう)ぬ一番ぬ聖地(御嶽、うたき)なとおしが、今(なま)あ観光用とぅさあに、整備けえさってぃ、誰(たあ)やてぃん、どぅう易(やし)く行(い)ちゅる事(くとぅ)ぬなゆん。

【語句】
「おもろさうし」にゆいねえ=「おもるさうし」によれば。「おもろさうし」は「おもろ御さうし」とも。琉球王府が各地の特に神歌などを収録編纂した古謡集。開音表記である。
あまみきよとぅしねりきよや=あまみきよとしねりきよは。「あまみきよ」は「しねりきよ」は琉球開闢の祖(神)とされている。『おもろさうし』や王府の史書である『中山世譜』等では琉球創造神であるが、各地に上陸伝説がある事から、本土(特に瀬戸内海など)から姿を消した水軍(海人部族=あまべ族)などの一部ではなかったのか(筆者推測)。沖縄語の「出(んじ)ゆん」は標準語の「出る」ではなく、西日本語の「出(い)ずる」である他、西日本語的要素が多い。
てたこ大ぬしなかい=太陽子の大主によって。「てたこ」は「てだこ」とも。「てだ」は合音では「でぃだ」または「てぃいだ」で「太陽」の意味。「こ」は「子」。あわせて「太陽の子のである大主」という意味になる。「主(ぬし)」は所有主として「支配、統治」の権者でもあるから、日神」として訳される事が多い。
「しまつくれ」んでぃ言ゃったん=しまを創れと命じられた。「しまつくれ」の合音は「しまつくり」。
あんし、うぬ森や初みに=そして、その森は、初めに、
創たるむぬやんでぃ伝えらっとおん=創られたものだと言い伝えられている。
やしが、あまみきよんでぃゆる人お=だけど、「あまみきよ」という人は、
如何ぬ様な人がやたらあ=どのような人物だったのか。
天から降りたい、島創たい国創たいし=天から下りたり、島を創ったり、国を創ったりして。
やはらづかさから「初みてぃ」上陸さあに=やはらづか(南城市玉城の東海岸)から「初めて」上陸して、
ミントゥングシク創たいさがやあんでぃ思いねえ=ミントゥングシクを建造したかと思えば、
浜比嘉かいん、「初みてぃ」上陸さいし=浜比嘉にも「初めて」上陸したりして?。
くぬ森や、琉球ぬ一番ぬ聖地(御嶽、うたき)なとおしが=この森は、琉球随一の聖地となっているが、
今あ観光用とぅさあに、整備けえさってぃ=今は観光地として、整備され
誰やてぃん、どぅう易く行ちゅる事ぬなゆん=誰でもたやすく訪れることができる。

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