2013年11月

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 沖縄(うちなあ)んじ、秋(あち)らあさるむんでぃ言(い)いねえ、薄(ぐしち)ぐれえがやら。
 紅葉(あかあ)なゆる木(きい)ん、くぁあでぃいさあ初(はじ)み、あしえあしが、ヤマトゥぬむんとぅ比(く)なびいねえ何(ぬう)ん美(ちゅ)らくん無(ね)えん。
 木草(きいくさ)やか、なあふぃん、秋らあさるむぬお、空気(くうち)えあらに。
 夏(なち)え太陽(てぃだ、てぃいだ)ぬくぁんくぁんそおるばあや乾(かあ)らちょおる空気ぬ澄(し)んちりてぃ、かあまかあま遠(とぅう)さぬ山(やま)ん迄(までぃ)ん緑(みどぅい)さやかに見(み)ゆんしが、秋から冬(ふゆ)ぬ間(ゑえだ)あ、空(すら)あ晴(は)りてぃ青(おお)るうやてぃん、遠さあしんぐぃてぃ、山あ鉛色(なまりいる、しるがにいる)、海(うみ)とぅ天(てぃん)ぬ境(さあけえ)や暈(ぶ)っくぃとおん。
 やくとぅ、風景写真撮(ちいちしゃしんぬ)じゃあがあ、ちゃあ夏えましやら筈(はじ)。

【語句】
沖縄んかいあぬ秋らあさるむんでぃ言いねえ=沖縄にある秋らしいものといえば、
薄ぐれえがやら=薄ぐらいのものだろうか。
紅葉なゆる木ん、くぁあでぃいさあ初み=紅葉する木も、コワデイシ初め、
あしえあしが、ヤマトゥぬむんとぅ比なびいねえ=あることはあるが本土のそれと比べると、
何ん美らくん無えん=ちっとも、美しくない。
木草やか、なあふぃん、秋らあさるむぬお=草木よりももっと秋らしいものは、
空気えあらに=空気ではないのか。
夏え太陽ぬくぁんくぁんそおるばあや=夏は太陽がかんかんと(照って)しているいるときは、
乾らちょおる空気ぬ澄んちりてぃ=乾いた空気が澄み切って、
かあまかあま遠さぬ山ん迄ん緑さやかに見ゆんしが=はるか遠くの山まで緑さやかにみえるが、
秋から冬ぬ間あ、空あ晴りてぃ青るうやてぃん=秋から冬にかけては、空は晴れて青くても、
遠さあしんぐぃてぃ、山あ鉛色=遠い所は濁って、山は鉛色、
海とぅ天ぬ境や暈っくぃとおん=地平線はぼやけている。
やくとぅ、風景写真撮じゃあがあ=なので、風景写真家にとっては、
ちゃあ夏えましやら筈=ずっと夏の方が良いだろう。

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 うるま市んかいウフドウバルん(又ウフドウバルグシク)でぃ言(ゆ)る所(とぅくる、とぅくま)ぬあん。
 昔(んかし)え、まあちょおるちゅがほうむらっとおる所(風葬地帯)んグシクんでぃ言(い)ちょおたる風儀(ふうじ)。ウフドウバルお、地元(んま)んじえ、昔から入(い)っちぇえならん所(とぅくま)んでぃ言(い)ゃっとおん。
 裸(はだか)ん人(ちゅう)ぬ風葬地帯(はか)ぬ中(なあか)んかいや、何(ぬう)がやら按司墓(あじばか)んあいぎさん。
 あるっ人(ちゅ)が道(みち)ざあまなやい、風葬さっとおるガマぬ中んかい行(ん)じゃいぎさん。
 按司墓んかいや、鎧兜(ゆりいかぶとぅ)そうなむぬんあたんでぃぬ事(くとぅ)。
 按司(兵士)ん達(ちゃあ)が、纏(まとぅ)みらってぃ風葬さっとおんでぃゆる事(くと)お、かあま昔、くりかあんじ、裸ん人とぅ他所(ゆす)からぬ按司ん達とぅぬ戦(いくさ)んあいがすたら?。

【語句】
うるま市んかいウフドウバルん(又ウフドウバルグシク)でぃ言る所ぬあん=うるま市にウフドウバル(またうふどうばるグシク)というところがある。
昔え、まあちょおるちゅがほうむらっとおる所(風葬地帯)ん=昔は風葬地帯も
グシクんでぃ言ちょおたる風儀=グシクと称していたようだ。
ウフドウバルお、地元んじえ=ウフドウバルは、地元では、
昔から入っちぇえならん所(んでぃ言ゃっとおん=昔から入ってはいけない所と言われている。私自身も中に入らずに、この写真もウフドウ原から少し離れた所(付近)を撮った。
裸ん人ぬ風葬地帯ぬ中んかいや=裸人の風葬地帯に、
何がやら按司墓んあいぎさん=なぜか、兵士らは墓もあるようだ。
あるっ人が道ざあまなやい=ある人が道に迷い、 「ざあま」は「迷う事」。「道ざあまなゆん」で「道に迷う」の意味。
風葬さっとおるガマぬ中んかい行じゃいぎさん=風葬された洞窟の中に入ったらしい。
按司墓んかいや、鎧兜そうなむぬんあたんでぃぬ事=兵士墓には鎧兜のようなものもあったとの事。
按司(兵士)ん達が、纏みらってぃ=兵士らが纏めて、
風葬さっとおんでぃゆる事お=葬られているという事は
かあま昔、くりかあんじ=はるか昔、この地で、
裸ん人とぅ他所からぬ按司ん達とぅぬ戦んあいがすたら=裸人と外部?からの兵士らとの戦争でもあったのだろうか?。 どちらが外部の者だったかは分からないが、倭寇伝説あるいは平家落ち武者伝説等と総合して、「按司」の方を外部人とした。

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