2015年02月

イメージ 1

 沖縄(うちなあ)んじ井戸(かあ)んでぃ言(い)いねえ、いっぺえ、しじ高(だか)さる所(とぅくる)。くまぬ宜野湾(じのおん)ぬ森川(むいかあ)ん天(てぃん)ぬ女(ちゅ)ぬ降(う)りてぃ来(ち)ゃんでぃ言(い)ゃっとおる天下り井戸(あもおりがあ)ぬ一(てぃい)ちやん。
 「若夏(わかなち)がなれば、こころ浮(う)かされて、玉水(たまみじ)におりて、かしらあらは」(銘苅子)んでぃ叫(あ)びやがなあ、くまぬ井戸(かあ)?んじ胴洗(どぅうあら)たんでぃぬ事(くとぅ)。
 やしが、うり見(ん)ちょおたる奥間大親(うくまうふや)なかい飛衣取(とぅびんすとぅ)らってぃ隠(くぁっくぁ)さったる為(たみ)なかい、天(てぃん)ぬっ女(ちゅ)お仕方(しかた)ん無(ねえ)えらな奥間とぅ縁結(いんむす)でぃ、子二人為(くぁたいな)ちゃん。
 天下(あもおり)りん子(ぐぁ)やる謝名守(じゃなむい)や後々(あとぅあとぅ)、察度王とぅなたんでぃぬ事。
 飛衣・舞衣(まいんす)ぬ昔話(んかしばなし)え浦添(うらしい)んかいあてぃ、くまんじぬ話や混(ま)んちゃあくんちゃあけえなとおしが、うりん神(かみ)くでえぬ話(はなし)ぬ習(なれ)え?どぅやくとぅ、ぬびてぃ呉みそおり。


【語句】
沖縄んじ井戸んでぃ言いねえ、いっぺえ、しじ高さる所=沖縄で井戸、泉といえば、とても神聖な場所。「井戸」は「かあ」と発音し、「川」は勿論、「泉」にも言うことがある。「かわら(川原)」からの転意?
くまぬ宜野湾ぬ森川ん天ぬっ女ぬ降りてぃ来ゃんでぃ=ここ宜野湾の森川も天女が降りてきたと、 
言ゃっとおる天下り井戸ぬ一ちやん=伝えられている天下り川の一つである。「天下り」は「あもおり」、「あまうり」、「あもり、「あもおい」等複数の語音がある。
「若夏がなれば、こころ浮かされて、玉水におりて」=「若夏になれば、心浮かされて、美しい湧き水に降り立ち」 「玉水」は単に「きれいな水」の意味。「玉」は「美しい事を形容する語。
「かしらあらは」(銘苅子)んでぃ叫びやがなあ=「頭洗おう」と言いながら、 「」内の部分は組踊「銘苅子」から引用。組踊脚本の表記は殆ど開音であることから、和語風になっている。
くまぬ井戸?んじ胴洗たんでぃぬ事=この泉?で体を洗ったとの事。
やしが、うり見ちょおたる奥間大親なかい飛衣取らってぃ=だが、それを見ていた奥間大親に天衣を取られ、
隠さったる為なかい、天ぬっ女お仕方あ無えらな=隠されて天女は仕方なく、
奥間とぅ縁結でぃ、子二人為ちゃん=奥間と夫婦となり、子二人を産んだ。
天下りん子やる謝名守や後々、察度王とぅなたんでぃぬ事=天女と地上人との間に生まれたである謝名守は、後に察度王となったとの事。
飛衣・舞衣ぬ昔話え浦添んかいあてぃ、くまんじぬ話や=羽衣伝説は浦添にもあり、ここでの話は、 「飛衣」「舞衣」という語は中山世譜(祭鐸本)を参考にした。
混んちゃあくんちゃあけえなとおしが=混ぜこぜになってしまっているが、
うりん神くでえぬ話ぬ習え?どぅやくとぅ、ぬびてぃ呉みそおり=これも神話なのであるから?大目に見てほしい。

イメージ 1

 冬(ふゆ)んかいないねえ、ヤマトゥんじえ雪(ゆち)ぬ降(ふ)ゆん。沖縄(うちなあ)んじえPM2.5ぬ降(ふ)ゆん。
 写真のお1月(ぐぁち)20日(か)ぬうるま市ぬ景色(ちいち)なてぃ雨景色(あみちいち)えあらん。
 遠(とぅう)くんかい見(み)いゆる中城(なかぐしく)・与那原(ゆなばる)ぬ方(かた)あ霧(ちり)なかい覆(うす)らっとおる如(ぐと)おん。早(ふぇえ、へえ)くお、うんな風景え「清明暈(しいみいぶっ)き」んでぃいち、清明祭ぬばす唐(とう)からぬ落(う)てぃ吹(ぶ)ちんかい乗(ぬ)てぃ来(ち)ゅうる黄砂びけんどぅやたしが、今(なま)あ、中国(ちゅうぐく)ぬ工場から出(ん)じゃさりいる排気ガスどぅやくとぅ、年中通(にんじゅうとぅう)ちぬあん。
 ただ、夏(なち)え、太平洋(あがりぬうみ)高気圧(こうきあち)故(ゆい)ぬ南風(ふぇえかじ)ぬに勝(まさ)とおくとぅ、PM2.5や来(ち)いかんてぃいすしが、特(かわ)てぃ、偏西風(うてぃぶち)ぬ強(ちゅう)さる冬お、まるけえて写真ぬ景色ぬ如(ぐとぅ)なゆん。
 中国ん儲(もう)きじくびけのおあらんようい、いふぃえ、くめきてぃ考(かん)えてぃ取(とぅ)らさんがやあんでぃ思(うむ)ゆん。

【語句】
なあ一ちぬ冬景色=もう一つの冬景色。
冬んかいないねえ、ヤマトゥんじえ雪ぬ降ゆん=冬になれば本土では雪が降る。
沖縄んじえPM2.5ぬ降ゆん=沖縄ではPM2.5が降る。
写真のお1月20日ぬうるま市ぬ景色なてぃ雨景色えあらん=写真は1月20日のうるま市のものであり、雨景色ではない。
遠くんかい見いゆる中城・与那原ぬ方あ=遠くに見える中城・与那原方面は、
霧なかい覆らっとおる如おん=霧に覆われているかのようである。
早くお、うんな風景え「清明暈き」んでぃち=以前は、こういう景色は清明暈けと言って、
清明蔡ぬばすに唐からぬ落てぃ吹ちんかい乗てぃ来ゅうる黄砂ぬ事どぅ=清明蔡のときに中国から偏西風に乗ってやてくる黄砂の事  
(なお、清明暈き(しいみいぶっき、しいみいぶき)は『沖縄語辞典』にはない。)
びけんどぅやたしが、今あ中国ぬ工場から出じゃさりいる=だけを言ったが、今は中国の工場から排出される
排気ガスどぅやくとぅ年中通ちぬあん=排気ガスであるから、年中通してある。
ただ、夏え、太平洋高気圧故ぬ南風ぬに勝とおくとぅ=ただ、夏は太平洋高気圧から吹き出す南風が卓越しているので、  註:「南風」は季節風としての南風。「南ぬ風」は風向きとしての単なる南風。
PM2.5や来いかんてぃいすしが=PM2.5はやって来かねるのだが、
特てぃ、偏西風ぬ強さる冬お、まるけえて写真ぬ景色ぬ如なゆん=特に偏西風が卓越する冬は時々、写真のような景色を齎す。
中国ん儲きじくびけのおあらんようい=中国も金儲け(為の生産活動)だけでなく、
いふぃえ、くめきてぃ考えてぃ取らさんがやあんでぃ思ゆん=少しは、細心の注意を払って対処してくれないかと思う。

↑このページのトップヘ