2017年09月

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 くまあ火立(ふぃいたてぃ)てぃ毛(もう)んでぃ言(い)ちん、遠見(とぅうみ)番所(ばんじゅ)とぅしち据(い)しらっとおたん。
 火立てぃ毛や琉球(るうちゅう)ぬあまくまんかいあたん。
 かわてぃ離(はな)りんかいまんどおたん。
 シマにゆてぃ言(い)い様(よう)ん変(か)わてぃ、「火番(ふぃいばん)高盛(たかむい)」んでぃ言(ゆ)る所(とぅくる)んあい、先島(さちしま)んでえ於(をぅ)てえ、「プズマリ」んでぃん言ん。
 外国船(ゆすぐにぬふに)かたくじら倭寇船(はいちぇえぶに)、唐船(とうしいん)、見(ん)ちゃる別(びち)ぬ火立てぃ毛ぬ煙(きぶし)見(ん)じいねえ、次(つぎ)ぬシマぬ火立てぃ毛んかい知(し)らすしがどぅ主(うむ)だちょおる役(やく)やたん。
 くまぬばあや、伊是名(いじな)、国頭(くにがみ)ぬ伊地(いち)からぬ煙(きぶし)見(ん)じいねえ伊江島(いいじま)ぬ遠見番所んかい継(ち)じゅる役やたんでぃぬ事(くとぅ)。
 いやでぃん、知らしぬ首里(しゅい)んかい届(とぅどぅ)ちゅしん、早(ふぇえ)さたる筈(はじ)。
 今(なま)あ携帯世(きいてえゆう)、ネット世どぅやくとぅ、昔(んかし)火煙(ふぃいきむい)ネット世ぬ苦労(くろう)や知(し)らん。

【語句】
くまあ火立てぃ毛んでぃ言ちん=ここは「火立が原」とは言っても、
遠見番所とぅしち据しらっとおたん=遠見番所という地位にあった。
火立てぃ毛や琉球ぬあまくまんかいあたん=火立て毛は琉球のいたる所にあった。
かわてぃ離りんかいまんどおたん=特に離島には多かった。
シマにゆてぃ言い様ん変わてぃ=地域によって、呼び名も異なり、
「火番高盛」んでぃ言る所んあい=「火番高盛」というところもあるし、
先島んでえ於てえ、「プズマリ」んでぃん言ん=先島などでは「プズマリ」ともいった
外国船かたくじら倭寇船、唐船、見ちゃる=異国船はじめ倭寇船、唐船を発見した
別ぬ火立てぃ毛ぬ煙見じいねえ=別の火立て毛の狼煙を見ると、
次ぬシマぬ火立てぃ毛んかい知らすしがどぅ=次の火立て毛に知らせるのが
主だちょおる役やたん=主な役目であった
くまぬばあや、伊是名、国頭ぬ伊地からぬ煙見じいねえ=ここの場合は伊是名、国頭の伊地からの狼煙をみると、
伊江島ぬ遠見番所んかい継じゅる役やたんでぃぬ事=伊江島の遠見番所に中継する役割だったの事。
いやでぃん、知らしぬ首里んかい届ちゅしん=きっと知らせが首里に届くのも
早さたる筈=早かったことだろう。
今あ携帯世、ネット世どぅやくとぅ=現代は携帯時代、ネット時代なのであるから、
昔ぬ火煙ネット世ぬ苦労や知らん=昔の火煙ネット時代の苦労は知らない。

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 沖縄市ぬ胡屋(ぐや)から泡瀬(ああし)んかい通(とぅう)ゆる道(みち)なありい70Mびけんぬクスヌ木(ち)ぬ並木(なんぎい)ぬあたん。写真(しゃし)のお、くうてん小(ぐぁあ)残(ぬく)さっとおる所(とぅくる)どぅやる。
 今(なま)あ市ぬ造(つく)い直(のお)し普請(ぶしん)ぬ為(たみ)なかい、いいくる根(にい)ぐいから引(ふぃ、ひ)ち抜(ぬ)じゃあに、別(びち)ぬ所(とぅくる)んじ、頓着(とぅんじゃく)そおんでぃぬ事(くとぅ)やしが、思(うみ)いが如(ぐと)お、構(かむ)ゆさな、大概(てえげえ)や枯(か)りいぎさあさんとおんでぃぬ事(くとぅ)。
 クスウキ道え、あまくまんかいあしが、くまぬ並木え、かわてぃ、ちびらあさぬ本土(やまとぅ)ぬ神社道(じんじゃみち)がやらんでぃ思(うま)ありいるあたいやたん。
 毎日(めえにち)、落(う)てぃ散(ち)らかゆる葉(ふぁあ、はあ)ぬ掃(ほう)ちかちすんしん、まんぐらぬ人(ちゅ)ん達(ちゃあ)や、難儀(なんじ)んでえ思(うま)あんたる風儀(ふうじ)。
 クスヌチえ又(また)「宝木(たからぎい)」んでぃん言(ゆ)ん。
 虫退(むしぬ)きゆくとぅ、材木(ぜえむく)とぅしちん、ましさってぃがやたらあ?。
 道普請(みちぶしん)ぬうちなち後(あとぅ)、元(むとぅ)ぬクスヌチ並木ぬ拝まりいる事(くとぅ)願(にが)ゆん。

【語句】
沖縄市ぬ胡屋から泡瀬んかい通ゆる道なありい=沖縄市の胡屋から泡瀬ぬ抜ける道沿いに
70Mびけんぬクスヌ木ぬ並木ぬあたん=約70Mばかりのくすのき並木があった。
写真のお、くうてん小残さっとおる所どぅやる=写真はほんの少し残された所である。
今あ市ぬ造い直し普請ぬ為なかい=今は市の再開発工事のために、
いいくる根ぐいから引ち抜じゃあに、別ぬ所んじ=多くは根っこから引き抜き、別の場所で
頓着そおんでぃぬ事やしが、思いが如お、構ゆさな=管理しているとことであるが、思うように管理が出来ず、
大概や枯りいぎさあさんとおんでぃぬ事=殆ど、枯れかかっているとのこと
クスウキ道え、あまくまんかいあしが、くまぬ並木え=クスノキ通りは、あちこちにあるが、ここの並木は、
かわてぃ、ちびらあさぬ本土ぬ=とくわけ、美しく、本土の
神社道がやらんでぃ思ありいるあたいやたん=本土の神社通りなのかと思われほどであった。
毎日、落てぃ散らかゆる葉ぬ掃ちかちすんしん=毎日のように落ちて散らかる葉っぱ掃き掃除も
まんぐらぬ人ん達や、難儀んでえ思あんたる風儀=周辺の人々は、苦とも思わなかったみたいである
クスヌチえ又「宝木(たからぎい)」んでぃん言ん=クスノキはまた、「宝木」ともいう。
虫退きゆくとぅ、材木とぅしちん、ましさってぃがやたらあ?=虫除け効果もあるので材木として重宝されていたからなのか?
道普請ぬうちなち後=道路の拡張工事完成後には、
元ぬクスヌチ並木ぬ拝まりいる事願ゆん=元のクスノキ並木が拝見できることを願う。

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